妊活は母体を疲れさせないことが重要 夫側の覚悟が必要だ

こんにちは。村上です。

妊娠・出産とは、生命にとって大変なエネルギーを必要とする作業です。

野生動物たちは、妊娠の準備に入るとメスは一日中寝転がってほとんど動かないという動物も少なくありません。

本来は人間も同じはずですが、現代では女性たちも男性と同様に働き詰めの毎日を送っている方が少なくありません。

こうして体力・精神力を消耗した状態だと、妊孕力も有意に下がることがわかっています。

妊活のためには、まず母体を「疲れさせない」事が予想以上に重要であることがわかってきたのです。

現代の妊活女性を疲れさせる原因

女性の社会進出が叫ばれて久しい昨今。

一昔前は、会社でも女性社員はお茶くみとコピー取り、定時退社が当たり前で結婚したら寿退社。

こういう扱いに不満をもつ方が多いのはわかりますが、だからと男と同じようにバリバリ働き、キャリアを積みながらも、結婚して子どもも産みたい。
こうなってくると、女性の負担が過剰に増えてしまいます。

毎日早起きして朝食を用意し、満員電車に揺られて通勤、夜遅くまで残業し、帰りにスーパーによって夕食(もはや夜食)を買い込み、重い袋を両手に下げて帰宅。

帰宅後には夕食も惣菜ですませ、家の掃除もままならず、お風呂に入って倒れるように眠る。

こんな生活のどこに、妊娠のための体力を生み出す余地があるのでしょうか?

健全な妊娠のためには、十分な体力と栄養が必要です。
女性であってもキャリアを途切れさせたくない気持ちはわかりますが、妊娠できる年齢には限りがあります。
人生の時間は有限なので、自分にとってどちらが大事かを決める必要があります。

夫側が出来る限りのサポートをしよう

この前NHKの番組で、アメリカの経済学者が「80年代頃から女性の社会進出が盛んになったが、その理由は男女平等の理念が広まったからではなく、男性の賃金が下がったから女性も働かざるを得なくなったからだ。」と言っていました。

アメリカでこんな発言をしたらボロクソに叩かれそうですが、根性のある経済学者だなと思いました。

これは確かに一理あって、夫婦で子どもを作ろうと決めたら、妻の体力を温存させるために、夫側も覚悟を決める必要があります。

仕事を頑張って収入を増やすのはもちろんですが、家の家事なども出来る限りやるべきでしょう。

男も女の世界に入る必要が出てきた

そもそも女性の社会進出以前の世界では、社会は「男の世界」と「女の世界」にはっきり分かれていました。

男の世界では、男は仕事第一でバリバリと働き、家族を養うお金を稼ぐ。

女の世界では、家を守り子どもを育て、男が安心して働ける環境を作る。

これが「女性の社会進出」によって変化し、女性も男の世界に入って働くことが当たり前になりました。
しかしだからといって、女の世界の役割であった家事・育児の負担はちっとも軽減されていないため、現代の女性は「女の世界」と「男と女の世界」の両方に所属しなけれないけなくなったのです。

これにより、精神的にも肉体的にも疲労し、時間的にも妊娠適齢期を逃してしまう人が増えています。

妊活する夫婦の場合は、男も進んで「女の世界」に入っていく必要があります。

結局、男の世界と女の世界という役割分担は消滅していき、お互いに出来ることは協力しながら負担を分かち合っていくしか無いのだと思います。

まとめ 妻を疲れさせないためには夫側の覚悟が必要

・妊娠・出産のためのエネルギー温存が妊活に重要
・妻を疲れさせないためには夫側が頑張ることが不可欠
・女の役割を分担できる男になるべし

うちの場合、私は在宅ワークですから、妻よりも家の事はやる時間があります。

妻は公務員なので、妊娠すれば産休を取りやすいですが、妊活だからと業務を減らしてもらうことは中々出来ません。

私は自分の仕事をできる限り早く終わらせ、家事にあてる時間を増やしました。
栄養のあるものを食べてもらいたいので、時間を掛けずに栄養価の高いレシピも色々と調べました。

不思議なもので、人間時間的な制約が厳しいほうが生産性は高くなるのです。
結果的に、私の仕事も効率的になり収入はやや増えました。

それに、掃除や料理も以前より効率的にこなせるようになったので、これが我が家にとって理想のバランスだったようです。

会社勤めの方はなかなか融通を利かせるのも難しいかも知れませんが、人間やろうと思えば何とかなるものです。

もともと男性と女性は体の構造も違うし、社会的に求められる役割も違っているものです。
両者は「同じもの」として扱うのではなく、お互いに補い合う存在であるべきです。

お互いにしか出来ないこともあれば、お互いに手伝えることもあります。

夫婦でバランスを取りながら、負担を分担して「疲れさせない」事が妊活の第一歩ですね。

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