男の妊活にオナ禁は逆効果になる

こんにちは。村上です。

妊活において男性がすべきこと、出来ることは沢山あります。

ただ、その中には誤解に基づく間違った方法もあるのが事実。

その一つが「禁欲」
ぶっちゃけた言い方では「オナ禁」です。

妊娠率を上げるには精子を沢山出した方が良い

子作りの時以外は禁欲して精子を貯めよう!

こういう発想なのでしょうが、半分間違いです。
男性の妊活に、オナ禁はマイナスになる可能性が高いです。

今回は、この点について解説します。

妊活中でも長期のオナ禁で男性機能が衰える?

ある研究によると、「10日以上射精しないと精子の運動率が落ちる」というデータがあるようです。

もちろんこれには個人差があるので、一概には言えませんが筋の通った話といえます。

男性の睾丸では絶えず精子が生産されていますが、貯めておける精子の量には限りがあります。

一般的に精子の寿命は3日間と言われており、3日以上経った精子は分解されて再吸収されるか、尿で排出されます。

一度射精してから精巣が満タンになるまでにも3日かかると言われていて、3日以上は精子を溜め込めないことがわかります。

ドイツの生理学者ヴィルヘルム・ルーが提唱したルーの法則によると、「人間の身体の機能は、適度に使えば発達し、使わなければ退化する」と言われてます。
医学的には、これを廃用性萎縮と言います。

精巣が満タンになったあとも射精をせずにいると、精子の生産はだんだん不要になってきて、その機能も萎縮してしまいます。
あまり長期のオナ禁は、男性機能にとってデメリットが大きいといえますね。

オナ禁で古くなった精子は運動率が低い

1日に複数回射精する場合を想定してみます。

男性の体の構造として、1回目を100とすると、2回目は50、3回目は25、4回目は12.5という具合に射精する毎に精子の数は半分ずつになっていきます。

これは射精の回数が多くても、精液には必ず精子が含まれるようにする為で、精子の数は減りますが、妊娠する可能性を少しでも高めようとする本能です。

精子の数がどんなに多くても最終的には1つの精子しか卵子にたどり着けないわけですから、回数が少なくても多くても、精子が含まれていることと精子の元気のよさが肝心というわけです。

二回目のほうが精子の運動率が高い?

一度に射精する精子は数億にも上りますが、その精子にも”個体差”というものがあります。

特に卵子にたどり着いて受精するためには、精子の運動率が高い方が有利なのですが、この運動率にはかなりの個体差があると言われています。

男性の精巣が満タンになるには約3日かかりますから、最後に射精してから3日後にセックスしたとすると、最初に射精されるのは3日前の”古い精子”ということになります。

逆に二回目の精子は比較的新しくて若い精子であり、数は少なくても運動率が高い”活きが良いヤツ”が多く含まれている可能性があります。
このため「二回戦目の方が妊娠しやすい」とする説もあるのです。

よって、運動率の高い精子を子作りのタイミングで射精するには、前日に射精しておく事が必要かと思います。

まとめ:妊活中のオナ禁は最長10日できれば3日以内

・精子は毎日作られ貯めて置けるのは3日まで
・10日以上射精しないと男性機能が衰える
・新しい精子のほうが運動率が高い

うちの場合、排卵日の前後3日間くらいは毎日するように努力しました。

もちろん、お互いに仕事をしながら生活していると体力的にも精神的にも出来ない日はあります。

そういう時は無理しないでお互いに休もうと言っていたし、私自身も射精しない日が3日以上にならないように一人でしてました。

こういう話はなかなか人には出来ませんが、大切な事です。
結婚したって、男はひとりでしたくなる時もあります。

古くなった精子は障害の可能性が上がるという説もありますので、妊活のチャレンジ日には”新鮮で活きの良いヤツ”を出せる準備をしておくべきだと思います。

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