こんにちは。村上です。
妊活の為に男が出来ることは何か?
言うまでもなく、子どもは男女二人がいなければ出来ないもので、女性だけで授かれるものではありません。
「妊活」というと、何かと女性ばかりが頑張っているイメージがありますが、根本的には夫婦ふたりで行うべきものです。
妊活において、男性ができること・すべきことは何か?
この記事では、とりわけ「運動」の重要性に焦点を当てたいと思います。
【このページの目次】
そもそも不妊原因の半分は男性
晩婚化がすすむ日本では、不妊に悩む人が増えています。
35歳を過ぎると、女性の卵子は老化が顕著になり、普通の夫婦生活をしていても、なかなか思うように妊娠出来ないことが増えてきます。
このため、産婦人科に通って不妊治療をしたり、葉酸サプリやミトコンドリア活性サプリを摂取して生殖機能の老化を防ぐことが必要なのです。
しかし、不妊の原因は女性側だけにあるのではありません。
世界保健機関(WHO)の調査によると、不妊の原因の約半分は男性の方にあるようです。
男からすると「射精できているんだから問題ない」と思いがちですが、大間違いです。
精子が卵子にたどり着くことで子どもは生まれるわけですから、その精子が少なかったり、元気がなかったりというのは大問題なのです。
女性の卵子が老化するように、男性の精子も老化するのです。
ミトコンドリア減少によって男の精子が老化
精子の老化とは、具体的には精子内のミトコンドリアの減少が顕著になること。
ミトコンドリアとは細胞の中でエネルギーを生み出している器官で、このミトコンドリアが減少するとエネルギー不足となって細胞自体が老化してしまいます。
男性の身体の中でも、特にミトコンドリアが多い細胞が精原細胞や精子本体です。
精子は、ミトコンドリアが作り出したエネルギーによって卵子に向かっていくし、そもそも精子を作り出しているエネルギー源もミトコンドリアが供給しているのです。
男性であっても、老化によるミトコンドリアの減少には注意する必要があります。
男性不妊を予防するためにできることは?
夫婦揃って妊活をするのであれば、男性側にもするべきことがあります。
ミトコンドリアの減少による精子の老化を防ぐためにも、健全な夫婦生活のためにも、まずすべきなのは定期的な運動。
運動によって全身の血流が増えること。
そして、エネルギーを消費することによって、エネルギーの需要が増えることは、ミトコンドリアの活性に繋がります。
逆に、運動を嫌って怠けてばかりいると、エネルギーの必要量が減ってミトコンドリアも減少してしまうのです。
また、全身の血流が増えれば、当然男性器や精巣に流れ込む血液の量も増え、新鮮な酸素や栄養が供給されて男性機能もアップします。
一日30分以上のウォーキング、スクワット30回程度の軽い運動からでも良いので、夫婦揃って始められればベストですね。
夫婦でウォーキングの時間をつくってみる
うちの場合、私の方は筋トレが趣味と言えるくらいジム通いは日常に組み込まれていますが、妻の方はそうでもありません。
共働きで夜に帰ってくるため、夕食を準備して食べてリラックスして…となると、なかなか運動の時間も取れないものと思っていました。
ただ、考えてみると夕食後に夫婦で話をする時間は大切だと思いますが、リビングでまったりしながら話すのも、夜道を歩きながら話すのも同じなんですよね。
女性一人で夜中のウォーキングはこの時代ちょっと心配ですが、夫婦二人でなら安心です。
それと、夜のほうが紫外線を気にしなくて良いのもポイントです。
冬は寒いですが、夏の夜などは案外気持ちいいものですよ。
妊活は決して女性だけでするものではなく、夫婦二人で行うものです。
仮に妻が原因の不妊だったとしても、私なら一緒に歩きます。
不妊症の方は体力以上に精神的な辛さを抱えていると思いますので、夫側が少しでも寄り添うべきですね。
まとめ 男はまず運動によって性機能の老化を防ごう
・ミトコンドリア減少によって精子も卵子も老化する
・定期的な運動習慣で身体の老化を防ぐのが一番の妊活
・運動は夫婦二人で共に歩もう
妊活において、男性が出来ることはたくさんあると思いますが、今回はとりわけ運動という面にフォーカスしてみました。
妊活でなくとも、近年の日本人の運動不足はかなり深刻なレベルですので、普段から工夫して運動習慣を持つのが良いですね。
コメント