魚を食べると頭が良くなる
これは、魚類に豊富に含まれるオメガ3必須脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)が脳細胞の発達を促進するためで、科学的根拠のある話です。
脳細胞の健全な発達には、DHAが不可欠なのです。
これと関連して、妊娠中・授乳中にDHAやEPAなど魚由来のオメガ3脂肪酸をしっかり摂取することで、生まれてくる子どもの発達障害(ADHD・アスペルガーなど)の予防に役立つ事もわかってきています。
以前の記事で、妊活中にもDHA・EPAを摂取すると妊娠の成績が上がるという事も紹介しました。
うちの場合、もともと私がサバ缶好きということもあり、妊活中から週2日はサバ缶を使った料理を出していました。
結果、妊娠、出産もスムーズに行き、子どもの成長も今の所順調です。
DHAと発達障害の関係について、少し詳しく紹介します。
【このページの目次】
妊娠中に魚(DHA)を食べると発達障害が少ない
妊娠中に魚をたくさん食べてDHAを摂取していた女性の子どもは、発達障害が起こりにくく、認知機能も高い傾向があることが、スペインでの研究によって明らかになりました。
詳細はこちらの記事
妊婦が魚を食べると「子供の発達に好影響」という研究結果
妊婦が魚を食べるとその子供は認知機能が高まり、ASD(自閉症スペクトラム)等の発達障害が起こりにくいことが、スペインの環境疫学研究センターCREALの研究で分かった。
妊娠中の魚摂取量の目安
調査対象となった女性は、平均週500g程度(約3食)魚を食べていた。
米国で妊婦に勧められている魚の摂取量は週340gだが、それから週10gずつ魚の摂取量が増えると、それに比例して子供の認知機能テストの得点が少しずつ上がった。
妊娠中に食べるべき魚の量の目安として、米国の基準では「週340g」となっているとのこと。
今回のスペインの研究では「週500g」以上食べていると、子どもの認知機能や知的能力について好影響が大きいということです。
DHAで発達障害の予防!
発達障害の子どもを持つ親御さんを見ていると、やはり本当に苦労していますので、予防できるならしてあげたいところ。
家ではサバ缶(150g)を週2~3回食べていましたから、週450g程度魚を食べており、DHAもそれなりに摂っていたことになります。
これで「魚を食べてDHAを摂れば絶対発達障害にならない」と言い切ることは出来ませんが、予防のために効果はあったのかなと思えますね。
鮮魚は水銀にも注意・DHAはサプリが良い
うちの場合はサバ缶がレギュラーでしたが、鮮魚としてお魚をたくさん食べる場合、水銀の生物濃縮にも注意が必要です。
海には水銀や放射性物質などの有害物質が大量に流れ込んでいますが、海の水は膨大なので希釈されてしまいます。
しかし、小さい魚の体内に有害物質が入ると、その小さい魚を食べる大きな魚の体内には有害物質がどんどん蓄積していきます。
これを「生物濃縮」と言い、マグロ、カツオ、カジキなどの大型魚には無視できないレベルの水銀や放射性物質が蓄積している場合があります。
このため、米国でも妊娠中・授乳中にはマグロやカツオなどの大型魚を常食しないように注意を促しています。
日本では特に基準はありませんが、サバやイワシなどの小型魚ならば比較的安全と言われています。
しかし、それでも妊娠中や授乳中は母親が摂った栄養がモロに子どもに渡りますから心配になりますよね。
このため、妊娠中のDHAの摂取はサプリメントを活用するほうが良いと思います。
妊娠中や授乳中には皆さん葉酸サプリを飲むと思うので、DHAも含まれている葉酸サプリを選べば一石二鳥です。
我が家では【メルミー葉酸サプリ】を飲んでいました。
特に妊娠中のつわりが重い方は、魚の臭いもダメになってしまう場合があるのでDHAはサプリで摂ったほうが良いです。
DHA・EPAサプリなら、大正製薬が安いのでオススメですね。
福島の事故以来、日本人の魚消費量はかなり激減していて、特に妊娠中や授乳中の方は臭いの問題もあって魚を食べない人が増えています。
これが、最近の発達障害児の増加と関連しているとの指摘もあるため、我が子の発育のためにも、DHAサプリの需要は今後増えていきそうですね。
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