こんにちは。村上です。
夫婦は、自然と共同作業が増えます。
心を通わせなければ出来ないこともあります。
このシリーズでは、恋愛・結婚に関するコラム的な事を書いていきます。
【このページの目次】
共感してほしい女性 解決したい男性
もはや定番中の定番となったネタですが、夫婦にありがちなトラブルのもと
「共感してほしくて愚痴をこぼす女性に対し、つい上から目線でアドバイスしてしまう男性」
という構図。
このすれ違いの原因は、男女の脳の違いで説明されることが多いです。
要するに、女性は共感してほしい生き物、男性は解決したい生き物ということ。
しかし、私が思うにこれは男女の脳の違いというより、単に男性の思いやり不足のような気がします。
これについて順を追って話していきます。
悩んでいる人以上に考えている人などいない
サッカー日本代表が岡田監督だった時代、なかなか結果を残せず連日のバッシングが続いていました。
その当時、あらゆるメディア、SNSなどで「俺ならこうする!」という日本代表を強くするための様々なプランが、スポーツジャーナリストやネットユーザーから山のように投稿されたものです。
しかし岡田監督の述懐によると、それらは全て「一度は考えたことがあるもの。斬新なアイディアなど一つもなかった」ということです。
悩んでいる人というのは、それこそ連日連夜その問題に悩まされ、考え続けているのです。
それに対し、ちょっと愚痴を聞いたくらいの男がアドバイスをしようと思っても、女性からしたら「そんな事はわかっているが、上手くいかないから悩んでるんだ」と言いたくなってしまうでしょう。
これにより、ますます機嫌が悪くなってしまうのです。
悩んでいる人自身も解決法など無いとわかっている
そもそも「悩む」という行為を分析的に考えると、「考えても答えは出ないと分かっている事をいつまでも考えていること」と言えると思います。
要するに、悩んでいる人自身、「いつまで考えても答えは出ない」ことを無意識的にわかっているのです。
それでも、考えてしまうのが人の性。
これは要するに、単なる「気分」の問題です。
悩むというのは、気分の問題なのです。
ならば、解決方法は気分を良くしてあげることです。
その方法が「共感」だと思います。
男も解決する気などない
ついでに言っておくと、アドバイスをしてくる男の方も、「解決してあげよう」なんて思っていません。
上から目線で偉そうにアドバイスをしてやることで、自分が上に立ったような気になるのが気持ちいいだけです。
女性の方にもこれが伝わるから、なおさら逆鱗に触れてしまうのですね。
男の中には、これを理解しておらずに「これだから女は駄目なんだ。問題を解決しようとしないなんて」と自己正当化に浸っている者もいますが、相手の気持ちをまるで分かっていない上に自己満足の大して中身のないアドバイスを吐いているだけです。
男女の脳の違いというより、単にその男に思いやりが無いだけなのです。
まとめ 「共感」が一番の解決方法
「悩む」という行為は、「考えても答えは出ないと解っている事をいつまでも考えてしまうこと」と言えます。
つまり、考える先に答えはなく、「考えるのを忘れること」が唯一の解決方法です。
それは理屈ではなく、気分の問題なのです。
男性が、本当に女性の悩みを解決してあげたいと思うなら、するべきことは中身のないアドバイスではなく、気分を良くしてあげること。
ウンウンと話を聞いて、共感してあげることが一番の「解決方法」であると思います。
それが出来ずにアドバイスしてやることに自己満足している男は、結局パートナーの気分もマネジメント出来ない無能ということです。
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